呪いの塔へ向かうために村を出たシルビとマリコ

 

 

マリコ
いざ、呪いの塔へ!

 

シルビ
いざ!、じゃねーよ。
お前、ホント、特攻だよな。
そんで、何も考えてねー。

 

マリコ
なによー
怖いの?
シルビらしくないわよ!

 

シルビ
怖くはねーよ。
そうじゃなくて、もう少し”吟味”する振りぐらいしたらどうだ?

 

マリコ
???

 

シルビ
あいつら、お前に頼めば何でもしてくれると思い込み始めたぞ。

 

マリコ

危険なことだもの、頼むに決まってるじゃない。

 

シルビ
そうじゃない。
あの村にだって警備隊はいる。
少しはあいつらも使おうとか思わなかったのか?

 

マリコ
シルビ、そんなこと何も言わなかったじゃない。
今更、何言ってんのよ。

 

シルビ
足手まといだからな。
でも、あいつらあの村の警備隊だっていうのに俺達に全部丸投げ。
しかも最初から。
少しは”我々も!”とか言えないのかねぇ。

 

マリコ
弱いんだもの、しょうがないわ。

 

シルビ
・・・。
お前今、さらっと酷いこと言ったぞ。

 

マリコ

 

シルビ
仮にも村を任されている連中だぞ。
なんだかんだで、戦ってた。
だけど、警備隊として戦ってたわけじゃなかったんだなー、と思ったわけだよってな。

 

マリコ

何それ。

 

シルビ
自分の命だけを守ってただけの連中だった。
村を守るためじゃなかった。
あの警備隊の連中は。

 

マリコ
何でそんなこと言い切れるのよ!

 

シルビ
・・・。
薄々気がついてはずだ、お前だって。

 

マリコ
何それ。

 

シルビ
自分達だって、と思わない時点でアウトだ。
誇りが無い、警備隊としての。

 

マリコ
・・・そんなことないわよ。
戦ってたんだから。

 

シルビ
さっきの俺の話し聞いてなかったのか?
まったく、相変わらずお前は性善説を無理やり信じ込もうとしてる。
あいつらは自分の命惜しさだけだってーの。
それ自体は悪くはねー。
でも、その中に村人の命は含まれては無かったんだよってな。
警備隊だってーのに。

 

マリコ
・・・違うわ。

 

シルビ
そう思いたいなら、そう思っとけ。

 

マリコ
何よ!

 

 

(そんな中、魔物が押し寄せてきた。)

 

 

シルビ
議論は後だ!
今は呪いの塔までいくことだけを考えるぜ!

 

マリコ
そうね・・・。

 

 

続く

 
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一方、呪いの塔では。

 

 

ノーティ
ふはははは
これで獣人たちは何も出来ない!!
俺の放った魔物でこの国の人間達は右往左往。
この国も獣人たちも俺様が壊滅させられる!
魔王様はどんな褒美をくれるかな♪

 

ノーティの使い魔
ノーティ様
デモ、勇者一行ガ来テ魔物タチヲ一掃シ始メタト聞キマス。

 

ノーティ
そんなもん、焼け石に水だぜ!
馬鹿な連中だ。
それにな、俺の結界は抜群の威力だ♪
獣人たちを封じ込めるなんて、俺って凄いぜ☆
他の連中、俺を小馬鹿にしやがったが、ほれ見ろ、俺にだって出来るじゃねえか。

 

ノーティの使い魔
・・・。

 

ノーティ
それに、勇者だあ?
俺はただの魔族じゃない!
魔王様直々の眷属だ♪
俺にどうしようかなんて出来っこねーよ☆

 

ノーティの使い魔
ダトヨイノデスガ・・・。

 

 

*******************

 

 

一方、村では。

 

 

マリコ
で、その塔は今どういう状況なの?
詳しく教えて頂戴。

 

村人B-1
だから、影を見ただけだってば。
俺は何も知らないぜ~。

 

シルビ
場所は?

 

村人B-1
どこだったけな?
俺も必死だったしなー。

 

マリコ
・・・。
じゃあ、村長さん
あなたは場所知ってる?

 

村長
もちろんですとも!
(地図を広げ、場所を指差す)
ここから遠くなく、やや南西に向かった場所です。
歩いて一日半といったところでしょうか。

 

シルビ
なるほど。

 

村長
が!
勇者様達にかかれば、そんな距離もなんのそのです!
そんな魔族と思しき影も、岩山の結界もどうにかしてしまうでしょう!!

 

マリコ
当たり前よ。
私は光の勇者!
絶対にその魔族をやっつけて、獣人たちを解放するわ!!

 

村長
なんと頼りがいのあるお方だ・・・!
(マリコの手を強く握る)

 

 

マリコの言葉に大喜びをする村人や警備隊員達。
これで安心だ、我々は救われると、などと言い合っている。

 

 

シルビ
・・・なんだかなあ。

 

 

続く
 

 

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相変わらずの駆け足で、普通の人間では二日はかかかる岩山への道のりを魔物を蹴散らせながら一日弱で到着したシルビとマリコ。

 

 

マリコ
これが”扉”ね。

 

シルビ
悪趣味な扉だな。
禍々しいを通り越して駄洒落だ。
(しみじみ扉を眺めて感心する)

 

マリコ
シルビ・・・。

 

シルビ
分かってるって。
壊すんだろ、これ。
鉈でも斧で駄目。
じゃあ、俺の銃ならどうだ。
錠前に風穴をあけりゃあどうにかなりそうだな。
(やってみるが弾がことごとくはじき返される)

 

マリコ
・・・。
その銃、最近ちゃんと手入れした・・・?

 

シルビ
失礼な奴だな!
俺がこれをメンテしなかった日は無いぜ!
知ってるだろうが。

 

マリコ
じゃあ、私の愛剣で・・・!!!!!
(どりゃーっと切り裂こうとするが変な力で押し戻される感覚がした)

 

シルビ
変だな、これ。
今、お前、扉の手前を切らなかったか?

 

マリコ
何か変な力が働いている・・・
シルビ、もう一回銃で撃ってみて。

 

 

銃で撃ってみてマリコがそれを良く見ると、錠前の手前で弾が跳ね返っているのが見えた。

 

 

マリコ
次は何も無い岩山のほうを撃ってみて

 

 

(やはり跳ね返ってくる銃弾。
マリコが岩に切りかかっても、やはり変な力で手前で空を切る。

 

 

マリコ
魔法がかかってるのね。
たぶん、この扉を起動減として岩山全体に魔法を張っているとすれば・・・

 

シルビ
それにしても起動減をわざわざ扉の形にするってのはなあ~
しかも悪趣味というか面白い形というか。
これ作った奴、絶対頭悪いな。

 

マリコ
・・・そういう問題じゃないでしょ、今は!

 

シルビ
はいはい。

 

 

*************************

 

 

村へ帰るシルビとマリコ。
村人たちが押し寄せてくる。

 

 

村長
どうでしたか!

 

マリコ
あそこには魔法がかけられているみたい。
扉だけじゃなくて、岩山全体にも。

 

村長
なんと!!
そんなことになっていようとは・・・
我々はどうしたらいいのか・・・

 

シルビ
何とか魔法をかけている馬鹿をどうにかしないとなあー
手がかりを見つけないと。

 

村長
手がかりといわれても・・・

 

村人B-1
・・・俺さあ、ここから出れなくなっちまった商人のリルなんだけどさあ。

 

マリコ
え?
商人!?

 

村人B-1
あちこち行商してんだよ。
そんでさ、ここに来る前にちょろっと噂聞いた塔を覗きにいったんだよなあ・・・
そしたら変な影があって・・・
びっくりして猛ダッシュでこの村に駆け込んできたってわけなんだ。
どうだ?
勇者様一行にはうってつけの場所じゃねえか?
(無駄ににやつきながら世間話するかのように言う)

 

シルビ
そういうことはもっと早く言え!

 

村人B-1
そんなこといわれてもなあ、関係あるって思わないじゃん。
元々いわく付きの塔なんだぜ。

 

リム
酷い!!!
あれは呪われ塔で有名なのよ!?
呪われた塔にどうぞ、って無責任なこといわないで!!

 

村長
まあまあ、リム。
で、勇者様はどうお考えですか?

 

マリコ
どうもこうもないわ。
行くわ。
手がかりがありそうなところは片っ端からつぶしていくわ。

 

村長
なんと頼もしい!

 

リム
私は反対!!
危険すぎるわ!!

 

村長
お前はいい加減黙ってろ!

 

リム
・・・。

 

シルビ
(リムの頭をポンッとたたいて)
大丈夫だ。
俺達はこれでも何度も危険をかいくぐってきたんだぞ?
今度も何とかなるさ。

 

リム
でも・・・

 

マリコ
リム、任せて!
私達はそのために来たのだから!!

 

リム
ありがとう・・・勇者様、シルビさん・・・

 

 

 

 

続く
 

 

 

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結局、無駄に大掛かりなもてなしを受けてげっそりになったシルビとマリコ。
下宿先は村長の屋敷の一番いい部屋を使うことになった。

 

 

 

シルビ
飯はうまかったが・・・面倒だなー、こういうの。
相変わらず慣れねえ。
しかもまともに情報ももらえなかったしな。

 

マリコ
ホントね・・・。
私たちは当たり前のことをしただけなのに・・・。
向こうもこっちもどうして”勇者”って言葉に弱いのかしら。

 

シルビ
勇者って称号は特別だからな。

 

マリコ
何それ(怒

 

シルビ
まあ、そういうもんだって話だ。
お前、疲れただろ。
怒涛の如くここまで来たしな。
三日どころか二日でご到着。
しかも休む暇もなく宴会。

 

マリコ
そうね、そのとおりだわ。
・・・あと、私べつに疲れてなんか無いわよ。

 

シルビ

いいから休めって。
嘘はよけい疲れるぞ。
最初の時だって宴会の時だって無理してクールにしてたんだろ?

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
分かったんなら、ちゃんと休めよ。
(マリコの頭をポンポンッとたたく)

 

 

******************

 

 

朝になって村長に挨拶に行くマリコとシルビ

 

 

村長
おお!勇者様とシルビ殿!!
昨日はゆっくり休めましたか!?

 

マリコ
素敵なお部屋でよく休めたわ。
ありがとう。

 

村長
それは何よりです。
それと・・・このあとのことなのですが・・・

 

シルビ
(村長の言葉をさえぎるシルビ)
獣人たちは何で来なくなったんだ?
何があった?

 

村長
・・・それが。
我々でもよく分からないのですが、心配した村人の一人が獣人たちが住んでいる岩山まで行きまして・・・
そしたら、今まであったはずも無い鍵付きの扉があったとか・・・
警備隊も行ってみて扉をどうにかしようとしたのですが鉈でも斧でも剣でもどうにもならず・・

 

マリコ
変な話ね。
獣人だったらいちいち扉から出入りしなくても岩でも何でも飛び越えてこれるんじゃないの?

 

村長
そればかりは私達にも・・・

 

シルビ
とりあえず、入り口とやらに連れて行ってくれよ。
見てみないことにはどうにもならねー

 

村長
あ、あそこは我々が見に行ったときとは訳が違いますぞ!!
この周辺もあちらも魔物が沸きに沸いて・・・

 

マリコ
あ、そう。
なら場所を教えて頂戴。
私達なら魔物なんて蹴散らせるから。

 

村長
そ、そうでしたな!!
そういうことでしたら、是非お願いします!!
我が村は原因もわからない魔物の大量発生で孤立し・・・資金源だった獣人たちとの取引も出来ず・・・
なんとありがたいことか!
さすが勇者様!!

 

シルビ
・・・。

 

マリコ
任せて頂戴。
私達が解決するわ。

 

 

場所を詳しく聞いて村長の家から出るシルビとマリコ。
そこへ一人の小さな少女がやってくる。

 

 

リム
勇者様!
獣人さんたちはどうなってしまうんでしょうか!?
しょうがないことだけど・・・
みんな村のことに手一杯で、獣人さんたちではなくて魔物や鉱山の石の心配ばかり!
獣人さんたちがどうなってしまっているか誰も心配しないの・・・
(涙をながす)

 

 

(顔を合わせるマリコとシルビ)

 

 

リム
でもでも、私が行ったときには変な扉が出来ていて・・・
鍵もかかって・・・
みんなでいったときもどうしても開けなくて・・・!

 

シルビ
!?
まった!
最初に入り口見に行ったていう村人ってお譲ちゃんのことか!?

 

リム

そうですが・・・

 

シルビ
・・・よく無事だったな。

 

マリコ
ほんとに獣人達が心配なのね・・・あなたは。

 

リム
当たり前です!
皆さんとても強くて優しくて・・・
私は弱虫でいつもいじめられていたけど獣人さん達が庇ってくれたおかげでいじめられなくなったんです・・・
獣人さん達がいないときは一人ぼっちだけど・・・獣人さん達が来るといつも獣人さん達は一緒に遊んでくれたんです・・・
(なきじゃくる)

 

マリコ
あなたは弱虫じゃないわ。
勇敢よ。

 

リム
え?

 

マリコ
お友達を思いやって危険を顧みず助けようとしたわ。
この村にあなたのような子がいてよかった・・・。
必ず、私達はあなたの想いに応えるわ!

 

リム
ありがとう、勇者様!

 

マリコ
荒廃の中の一筋の湧き水ね、あなたは・・・。

 

シルビ
・・・。

 

 

 

 

続く
 

 

 

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マリコ
その村・・・獣人と直接取引してたって村は・・・ここよね。
(さっき買った地図を眺めながら場所を指差す)

 

シルビ
そうだな。
ただ、今じゃあ危険だから南側への馬車はないぜ。
馬買う金はないから歩きだな。

 

マリコ
・・・連れて来れなかったものね。

 

シルビ
当たり前だ。
軍船じゃなくて普通の船だぞ。
馬置き場なんてあるかってな。

 

マリコ
知ってるわよー!

 

シルビ
散々駄々こねてたけどな~
「勇者様の願いでも・・・」って船長を困らせまくってたし?
(爆笑)

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
ま、そんなどうでもいい話は置いておくとして・・・。
コンパスかって、根性で魔物を蹴散らしながらこの村いくか。
直線でいければ三日かな。
魔物蹴散らせながらだからもうチョイかかるかもだけど。

 

マリコ
そんな悠長なこと言ってられないわ。
絶対三日でつくのよ!
ことは一刻も争うんだから!

 

シルビ
・・・了解。

 

マリコ
それにしてもこの村、デルタ村っていうんだ。
いい名前の村ね。

 

シルビ
どこら辺がだ?

 

マリコ
なんとなくかっこいい♪

 

シルビ
・・・。

 

 

*******************

 

 

魔物をぶっ倒しながら村へ駆け足で歩を進めるシルビとマリコ

 

 

シルビ
そういえばさ・・・

 

マリコ
なに?

 

シルビ
船に勇者が乗っているって大騒ぎになったじゃん、船を下りた日。
でも、お前、”私が勇者よ!”とか言わなかったな。
俺は内心、言ったらどうしようかって思ってたんだぞ。

 

マリコ
当たり前でしょ。
今騒ぎになったら身動きとりづらいじゃない。
そもそも言うなっていったのはシルビじゃない。

 

シルビ
お前みたいなちっこいのが勇者なんて信じられねえだろし、それに信じてもらえたとしても言ってのとおり身動きがしょっぱなから取りづらくなったら困る。
”勇者様、あれが困ってる、これが大変だ”・・・ってなるのが目に見えてるしな。

 

マリコ
何それ。
悪い事なの?

 

シルビ
良い悪いじゃない。
お前の悪い癖だなよなー、助けるの当たり前っていうの。
困っている人間を手当たりしだい助ける暇はないだろうがってな。
わかってるから俺の言葉に同意したんだろうが。
俺たちの目的はさっさと魔王を片付けることだ。

 

マリコ
・・・そうだけど。

 

シルビ
それに、助けられるのが当たり前なんて思われ始めたら迷惑だ。
自分のこと自分でしなくなったら堕落するだけだぞー、人間なんか。

 

マリコ
むっ・・・。
そういうところ非情よね、シルビ!

 

シルビ
そりゃ、どーも。

 

 

*******************

 

 

目的の村に着く、マリコとシルビ
早速魔物達と対峙して苦戦している警備隊と遭遇。
そんな中、マリコとシルビが割って入ってあっという間にけりをつけてしまう。

 

 

警備隊員
す、すごい!
もしや、貴方様が噂で聞いた隣の大陸の勇者様ですか!?
ただの噂だけだったとみんな嘆いてたと聞いたのに、感激です!!
(シルビの手を握って喜ぶ警備隊員達)

 

シルビ
いや、俺じゃなくてこいつね。
勇者様は。
(マリコを指差す)

 

警備隊員
へっ???

 

マリコ
何か文句あるの?
それともさっきの戦い見てなかったの?

 

警備隊員
と、とんでもない!!!
た、確かにとんでもなくお強かった!!
凄まじく圧倒的に・・・!!!
って、あれ?
あ、あなたはもしや光属性・・・!
オーラーが光・・・
無礼をお許しください!!
(大げさに頭を下げる隊員)

 

村長
我々はもう見捨てられたと思ったのに・・・!
感激です!!
おもてなしの準備をしなくては・・・

 

マリコ
そんなのいらない。
私たちはこちら側の異変を聞いて来たの。
獣人たちがいなくなったって、どういうこと?
それじゃあ、ここら辺の魔物だって好き放題よね。
獣人ならあの程度の魔物すぐ一掃してくれるもの。

 

シルビ
お、珍しくクールじゃねえか、マリコ。
がんばれー

 

マリコ
(シルビをにらめつける)

 

 

 

続く

 

 

 

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マリコ
ここがバヌー大陸なのね!

 
シルビ
で、その最大の港町、バルヌ王国のメッル街だな。

 
マリコ
船で5日・・・疲れたああああああああ

 
シルビ
向こうじゃあ5日どころか2週間ぐらいの遠征なんていくらでもあっただろ。
何言ってるんだ、お前?

 
マリコ
すること無いんだもん!!
暇で暇で死にそうだったわ!!

 
シルビ
これから暇じゃなくなるぞ。
情報集めに・・・ってマリコ?

 
マリコ
そこの警備員っぽいおじさん!
今、この大陸ってどうなってるんですか?

 
シルビ
・・・。

 
港町の警備員
私はこの町の警備隊の隊長を勤める者だ。
うむ。
先ほどの船から下りてきた者か?
それではこの大陸のことも知らぬも道理。

 

マリコ
そうなんです、何も知らないんで教えてください!

 

港町の警備員

この国ならず大陸全体が魔物の跋扈する恐ろしい大陸となりつつある。
軍隊も警備隊も大忙しじゃ。
おぬし達も気をつけよ。
特にこの街では南側から大量に魔物がやってくる。
そこの住民には非難させておる。
あちらには行くなよ。

 
シルビ
何で南側なんだ?

 
港町の警備員
それが分かれば苦労はせん。
そもそも、調べる暇も無い・・・。
嘆かわしいことじゃ・・・。

 
マリコ
・・・なるほどだわ。
じゃあ、おじさん、情報ありがとう!!
(すたすたと歩いていく)

 
シルビ
変なところで仕事速いよな、お前。

 
マリコ
こんなこと、当たり前でしょ。
とっとと知ってそうな人に片っ端から話を聞いていくのが最善よ。

 
シルビ
・・・。
いきすぎると逆に怪しまれるから気をつけろよ。

 

 

 

*******************

 

 

 

シルビ
・・・南だな。

 
マリコ
南ね。

 
シルビ
逃げ込んでくるって人もいるらしいな。
そのうち大陸の外にでも逃げ出しちゃうんじゃねーかとかなんとか。

 
マリコ
由々しき事態ね!

 
シルビ
そういえば、獣人が姿を見せなくなったとか。
南東の村経由で、獣人が採掘している鉱山の石を取引してたけど届かなくなって困ってるって言ってたっけ、どこぞの商人が。

 
マリコ
それだわ!
重要な情報ゲット!
でも、その話どこで手に入れたのよ(怒

 
シルビ
お前がやみくもに走り回っているときだ。
たく、誰にでも聞けばいいってもんじゃないぞ。
聞く奴は選べよってな。
自分で知ってそうな人を・・・とか言って手当たりしだいだったなー、結局(爆笑)

 
マリコ
・・・。

 

 

続く

 

 

 

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