700年前、世界は闇に覆われ魔王によって滅びの運命を迎えていました。
しかし、当時の勇者たちは激闘の末、魔王を封印することに成功しました。
ただ、魔王は封印されましたが魔王の爪痕はひどく、当時の文明は崩壊したのでした…。

 

そして・・・

 

700年たった今、魔族の数は異常なほど膨れ上がり魔王復活の兆しとささやかれています。

 

 

とある大陸の大国、エルダスでは、見た目は可憐ですが、凄まじい戦闘能力とカリスマ性から光の勇者と呼ばれる少女マリコがいました。
マリコは、そのこと…魔王復活の兆しに憂慮していました。

 

*******************

 

 

魔族討伐軍、特訓後

 

マリコ
どう思う?
(剣、磨き中)

 

シルビ
何が?
(銃、メンテナンス中)

 

マリコ
魔王復活の噂の事よ(怒

 

シルビ
”まだ”噂だろ

 

マリコ
・・・ここの所の魔物の数は異常だわ。
魔族もあちこち席巻し始めて明らかに力を付けているわ。

 

シルビ
最近その話題だらけだな。
何でそこまで魔王復活の噂にこだわるんだ?

 

マリコ
噂って考えて能天気にしているほうがどうかしているわ。

 

シルビ
ほう。

 

マリコ
700年前、何が起きたか記録は少なくとも、わずかに言い伝えが残っているでしょう。
魔王は封印することに成功した。
でも、その代わり当時の文明は全て失われた・・・。

 

シルビ
昔のほうがずっと文明はさかんだったって話だな。
其の当時の文明それら全てを駆使しても、封印でやっと。
そんなモノが出てくるとしたら・・・

 

マリコ
・・・大惨事じゃすまないわよ。
下手したら人間そのものが・・・

 

シルビ
・・・かもな。

 

マリコ
それなのに、私は指をくわえてるだけなんてごめんだわ。
私の力は何のためにあるの?
何のために使うつもりでいたの?
何のために私は光の力を与えられたの?

 

シルビ
いいたいこと、したいことあるなら言え。
お前はどうしたいんだ?
俺はお前の背中を守る。
今までもこれからも。

 

マリコ
私は・・・魔王を打ち滅ぼしたい。
封印じゃ駄目。
後々に禍根を残しちゃう、今みたいに。
私は戦いたい!!

 

シルビ
じゃあ、戦えばいいさ。
魔王を倒し、世界を平和に戻す。
それがお前の望みで祈りだろう?
さっきも行っただろう俺がお前の背中を守るって。
一人じゃあきついが二人ならってな。

 

マリコ
シルビ・・・ありがとう・・・!
ふっきれたわ!!

 

 

 

*******************

 

 

 

マリコ
善は急げ!
今からお父様に出発の報告よ!!

 

シルビ
相変わらず特攻攻撃だな。

 

マリコ
なによ、背中守るって嘘だったの?
それとも、お父様が反対するとでも?

 

シルビ
じゃなくて。
師匠のことだから大手を振って喜ぶだろうよ。
ただ、師匠たちに報告するのはいいけど、其の後はどうするつもりなんだってことだよ?
特攻はお勧めしねーな。
まず、どこに行くつもりなんだ?

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
あ、やっぱり何も考えてねー
(爆笑)

 

マリコ
なによー
情報は後になってついてくるものよ!

 

シルビ
で、手探りしている間に世界は魔王に手に落ちました、と。

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
隣の【バヌー大陸】はかつて魔王と勇者一行が戦った場所らしいぞ?

 

マリコ
そういえば、そうだったわ!!

 

シルビ
何も考えなささすぎだな、お前・・・
さすが脳味噌筋肉・・・
とりあえず、細かいところは置いておくとして最初は【バヌー大陸】に行けばいいんじゃないか?

 

マリコ
そうね!
さすがシルビだわ!!

 

シルビ
・・・さすがってところか?
俺もかなりアバウトなこと言っていると思うけど。

 

 

*******************

 

 

 

マリコとシルビはマリコの父とシルビの両親に魔王討伐に行くと伝えて・・・

 

グランデ
さすが、我が娘マリコ、そして我が弟子シルビ!
ついにこの日がやってきたか!!
軍の隊長は私から話をつけておく、心置きなく行って来るのだ!

 

マリコ
お父様!!
私、必ずや魔王を退治してこの荒れた世界に平穏をもたらします!!

 

シルビ
・・・。
相変わらずなノリの親子だな・・・

 

マリコ
何か言った、シルビ!?

 

シルビ
いやいや、やる気が出るって思ってさ~

 

ルビ
駄目だ駄目だ駄目だああああ!!!!!!!
誰が許してもこの父は許さんぞ、シルビ!!
そんな危険なこと、息子にさせられると思ってるのかああああああああああ

 

シルビ
出た、馬鹿親父。

 

ルビ
父に向かって馬鹿とは何だ!!
グランデ様もグランデ様だ・・・魔王討伐、二人で???
馬鹿なことをさせるんじゃないいいいいいいい。

 

グランデ
ルビ殿
決して馬鹿なことではありません。
同じく現状を憂い、それが魔王に関係していることは皆々言葉に出さずとも気がついていることです。
誰かが動かねばならないのです。
そして、決して最後まで二人きりということはありますまい。
志を同じくするものが必ずや現れます。
誰かが動くとはそういうことなのです。

 

ルビ
貴方のそういう姿勢が息子を危険にさらしているのです!
いいですか、そういうものは各地の軍隊にでも、任せ・・・(ゴン!!!!)
(いきなり後ろからフライパンで殴られて撃沈)

 

アリア
(フライパン片手に)
我が息子シルビ・・・
危険な旅になるけど・・・
グランデ様の言うとおりだわ。
貴方は孤独じゃない、マリコさんがついている。
そして、きっと一緒に戦ってくれる人達も出てくるはずよ・・・
さあ、行きなさい。
そして、魔王を必ずや退治してくるのよ。

 

シルビ
おふくろ!!

 

マリコ
おば様!!

 

グランデ
うむ。
では・・・二人の旅に幸あらんことを!

 

 

そして、マリコとシルビは魔王討伐の旅に出た・・・。
(ルビは気絶したまま)

 

 

続く

 

 

 

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