歓声の渦が巻き起こっていた。
世界中に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルリスの力を借りて、世界中に大魔王が倒れたことを伝えたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


よくぞ・・・よくぞやってくれた・・・・・・
よくぞ、無事で・・・・・・・・・

 

 

感無量なダルメラにマリコは言った。

 

 


私はこれから、エルダス国王陛下に報告に行きたいと思っております。

 


!!

 


その後は、お約束どおりにメイラに・・・

 


い、いや、ここで伝える・・・・・・

 


え?

 

 

ダルメラは思った。
エルダスにつけば、当分は賞賛の嵐。
いつメイラに来てもらえるか分からない。

 

 


余は余は・・・そなたを愛しいと思っておるーーーー!!!

 

 

ダルメラは叫んだ。
周囲に人々がいるのを忘れて。

 

 


ありがとうございます。

 


へ?
で、では!!

 

 

ダルメラは自分の想いが伝わったと思った。
だが・・・

 

 


皇王様は素晴らしいお方です。
私のような無骨者にそのようなお褒めのお言葉を下さるとは。

 


褒め・・・???

 

 

その返答に周囲は唖然とした。
どう考えても愛の告白だろう、と。

 

 


またお会いできる日を楽しみにしております!

 

 

マリコは満面の笑みで言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリコ達は、エルダスへ去っていった。
皆で一度エルダス国王に挨拶に行こうということで。

 

 

メッルにいる全員が、船に乗ったマリコ達に笑顔で賞賛の声を与え続けて見送った。
その中ダルメラだけは笑顔を出せず、呆然としていた。

 

 


ドンマイです、陛下・・・・・・。

 


・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして船の中では・・・。

 

 


おい、マリコ!!

 


何、シルビ?

 


何?・・・じゃねえよ!!!

 


???

 


何で、お前はそうなんだーーーーーーーー!!!!!!!!

 

 

シルビの絶叫がこだましていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


よくぞ・・・よくぞ・・・・・・生きて戻ってきた・・・・・・・・・・・

 

 

エルダス国王の目には光るものがあった。
国王は涙を流すのを必死で抑えていた。

 

 


祝賀会だ!!!
すぐにだ!!!!!!
大魔王が倒れたこと・・・何より光りの勇者とその仲間たちの無事を祝って・・・・・・!!!

 

 

エルダス国王はマリコの父グランデから話を聞いたときは卒倒しかけた。
二人で大魔王を倒しに行くとは、そしてそれを許すとは、と・・・。
しかし、行った後に言われてしまった。
止めるも何もない。
だが、本当に大魔王を倒すとは・・・しかも生きて戻るとは・・・・・・・・・。

 

祝賀会は大々的に行われた。

 

大魔王によって世界中に沢山の死が充満した。
しかし、それはもう、ないのだ。
エルダス中どころか、世界中が祝賀で溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝賀会の中、こっそりマリコ達はバルコニーに集まった。

 

 


私とシルビはここに残るとして、皆はどうするの?

 


我は一族の元に帰る。
皆が待っておる。

 


俺は・・・世界中を旅する・・・・・・。
何も知らないからな、この時代のことは・・・・・・。

 


私はエルフの村へ戻りますわ。

 


私も妖精の森へ・・・。

 


皆、バラバラかあ~

 


でも、また会いましょう!!

 

 

マリコ達は頷きあった。
再び会うことを約束して・・・。