大魔王編(9)

マリコ達が特訓している間でも、世界中は混乱の絶頂になりつつあった。
どこでもメイラやエルダスのように万全の準備をしているわけではなかった。

 

 


どうしたらいい、どうしたらこの地獄が終わるんだ!!

 

 

魔族を相対しながら、とある国の兵士が叫んだ。
魔族や魔物たちの強さは今までの比較ではない。
あまりにも強力な力を身につけてしまっていた。

 

そんな兵士達の中、隊長らしき人物が叫んだ。

 

 


皆、気をしっかり持て!!!
生き残れ!
きっと、終わる日が来る!
魔王がいる大陸には“光の勇者様”がいる!
凄まじい強さだそうだ!
光の勇者様は絶対に勝つ!!!

 


魔王様にかなうわけがない。
せいぜい、楽しみにしているんだな。

 


その台詞、そっくりそのまま返してやる!!

 

 

絶対に光の勇者は勝つ、その隊長の言葉に一気に士気は高まり魔族を敗走させた。
そうだ、光の勇者がいる我々には。
ここで負けるわけにはいかない。

 

メイラからもお触れが回って来ているではないか、共に戦おうと。
光の勇者が魔王と、他の人々を心配することなく戦えるように、我々は戦って勝たねばならない。

 

それに、リゾッテという国では光の勇者が押し寄せる魔族達をあっという間に倒したと。
勝つに決まっている、光の勇者は!

 

 

 

********************

 

 

 

マリコ達は魔王を倒しに行く決意を王妃に伝えに言った。

 

 


ついにこの時がやってきたのですね。

 

 

王妃は満面の笑顔で言った。

 

 


魔王の強さは計り知れません。
ですが、必ずや・・・!

 


なんと頼もしい・・・!
私は信じてます、貴女方の勝利を!!

 

 

マリコ達は王妃に深々と頭を下げた。

 

 


世界中の人々が戦ってます。
勇敢に。
わが国の兵士も、魔族が出てきても怯まず戦う勇士を見せ始めました。
これもそれも、光の勇者、貴女のおかげ。
メイラでのあなたの言葉が・・・そして、リゾッテを救った貴女方の強さが、皆の心に勇気を与えたのです。

 


私は私の祈りを口にしただけです。
そして、皆が勇敢に戦うのは私の力ではありません。
皆が強い心を元々備えてたからです。

 


ありがとう、光の勇者よ・・・。
必ずや貴女方なら成し遂げられるでしょう!

 

 

その言葉に、その場にいた者全員が歓声を上がった。

 

 


ご武運をお祈りしてます、光の勇者達よ・・・。

 

 

続く

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