妖精の森編(8)

リスキンとガラドゥが攻撃を仕掛ける直前、ドゥーガが炎を放った。

 

 


しまった!

 

 

だが、そのとき・・・

 

 


ビックフラワーマジック!

 

 

フェルリスの魔法が炎をかき消した。

 

 


たいしたものです。
私の炎をかき消すとは。

 


お褒め眼の言葉、ありがたく受け取ります。

 

 

ドゥーガは心底感心した風にフェルリスを見た。

 

 


あなた方。
仲間を信じるのは良いですが、私も戦っているのです。
私も信じなさい。

 


 


そうだった。
すまなかったな。

 

 

二人の様子に、フェルリスは少し満足げに笑った。

 

 


戦いましょう!
“皆”で!!

 


うむ!

 


ああ。

 


はい!

 

 

そんなやり取りを見ながら、シルビは準備していた。
この銃弾を使う以上はドゥーガ以外“誰にも”かすることすら許されない。
シルビは集中力を高めていた。

 

 


素敵ですね、あなた方は。
そういうのは嫌いではないですよ。

 


余裕だな。

 


まさか。
あなた方のような者達は厄介です。
此方も全力で行きます。

 

 

ドゥーガは杖から今度は黒龍を出した。

 

 


行け、我が黒龍よ!

 

 

そう言うと、その黒龍はガラドゥめがけてやってきた。

 

 


くっ!

 

 

すんでのところで黒龍をよけるガラドゥ。
だが、その黒龍はガラドゥを追尾した。

 

 


ぐあああああ!!!

 

 

追尾してくるとは思わなかったガラドゥは黒龍が直撃してしまった。

 

 


ミランヌ!

 


はい!!

 

 

ミランヌは即座にガラドゥに向かって治癒の詠唱をした。
黒龍はそのままドゥーガの元へ帰っていった。

 

 


さすが獣人、防御は固いですね。
ですが、他の方はどうですかね。

 

 

今度はリスキンに向かって黒龍がやってきた。
リスキンは追尾されようとも、スピードを生かし、黒龍の攻撃をことごとくをかわした。
そして、自らの内にある力を解放した。

 

 


そちらの方は、スピード自慢ですか。
それにその闇の力・・・。
あなた、魔族の血が流れてますね?
黒龍は単体攻撃です。
面倒ですね、これじゃあ。

 


余裕を見せるな。

 

 

リスキンはドゥーガの黒龍を避けながら徐々にドゥーガに近づいていった。
そして、治癒の終わったガラドゥも武装を外してドゥーガに神速で追いついていった。
だが・・・

 

 


スピードだけでは私を倒せません。
武装を外したのは失策でしたね。
闇の力は、確かにこたえますが。

 

 

ドゥーガはリスキンとガラドゥの攻撃を杖を器用に操り跳ね飛ばした。
ただ、リスキンの闇の力は完全には跳ね飛ばせず血を流していた。
わずかではあるが・・・。

 

 


 


妙な期待はよしなさい。
リスキン、あなたの力だけでは、たがが知れている。
あの、シルビという者の力を存分に引き出すために動くのです。

 


!!

 

 

そうだった。
そもそもの目的は、それではなかったか・・・。
信じよう、シルビを。
そのためにドゥーガの隙を作るのだ。
まともな攻撃が通じない今、シルビに全てをかけよう。

 

 

続く

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