メイラ皇国編(4)

そんなやり取りをした後、ダルメラは書庫にこもった。

 

ダルメラは、太古メイラ語で書かれた書物を読みながら、頭を痛めていた。
横には分厚い太古メイラ語の辞書が置いてある。
それは、地下都市にあったものだった。

 

 


どうしたものか・・・

 

 

そんな事をつぶやいたとき、お茶を運んできたララがからかってきた。

 

 


どうかいたしましたか、ダルメラ様?
あ、光の勇者様のことですか?
恋するって大変ですわね~

 


・・・違う。
いつでもそっちに悩んでると思うな、馬鹿たれ。

 


じゃあ、なんですか。

 


どこまで国民に公開すべきか悩んでおるのだ。
マリコ達には全て話すとしても、な。

 


全部公開なさればいいじゃないですか。
お悩み過ぎです、いつも。

 


捻り潰すぞ、ララ・・・。

 

 

呆れた風に言うダルメラ。

 

 


あら、怖い☆
でも、光の勇者様達だけに言うわけにもいかないんじゃないですか?
そのご様子だと。
まあ、ワタクシは内容はまだ知りませんのではっきりとは申し上げれませんが。

 


・・・まあ、隠しても意味はないかもな。
とにかく、今はこの一番重要な書物を全て読むだけだ。
その後の事は、その時に決める。

 


ダルメラ様は相変わらず真面目ですわね。
お抱えの学者殿にお任せすればいいところを、自ら辞書を開いて当時の資料をお読みになるなんて。
しかも、他の政務も全てこなして。
まあ、それが良いところでもあり、悪いところでもあるんですが。
ワタクシ、正直なところ心配ですわ。

 


・・・何がだ。

 


早く、ダルメラ様が光の勇者様と結ばれれば良いのですが・・・。
あの方なら、ダルメラ様のお心を軽くしてくださるように思えるのです。

 

 

ララはそう言って書庫から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


誰か・・・本当の意味でダルメラ様の支えになってくださる方がいると良いのだけど・・・。

 

 

続く

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。