メイラ皇国編(2)

ダルメラは世界中の国々の国王宛に書簡を書いていた。
光の勇者と共に、魔族に立ち向かおうと。
そんな時、唐突に声をかけられた。

 

 


ダルメラ様、勇者様に一目惚れしちゃったのですね~♪

 

 

声をかけたのはダルメラの乳母の娘で世話役でもある少女ララだった。

 

 


何を言う!

 

 

そう言いながらも、ダルメラは慌てすぎてインクを書簡にこぼしてしまった。

 

 


ララ、お前が急に変なことを言うから大切な書簡が台無しになってしまったではないか!!

 


あら?
そんなのもう一度書き直せばいいじゃないですか。

 


陛下も女性に興味を持たれる様になられましたか・・・。
お相手は光の勇者殿・・・申し分はありませんが・・・・・・。
政略結婚でもないのに少々歳が離れすぎというか、犯罪に近いですよ?

 

 

ダルメラの秘書、りビルは呆れながら言った。
ダルメラは29、マリコは15になったばかり。
しかも、マリコの見かけはそれ以下である。
確かに犯罪クラスではある。

 

 


リビルまで!!
ええい、余をからかって、何がしたい、貴様らは!!

 


からかってなどおりませぬ。

 


ついにダルメラ様にも青春が訪れたのですね~。
ワタクシ、喜びに満ち溢れております。
全力で陛下を応援しますわ。
ねえ、リビル。
犯罪なんか言わないで、応援してあげて☆
だって、そろそろ結婚をと散々言ってたじゃないのー。

 


そうですね・・・。
確かにその通りです!
陛下、光の勇者殿に花束など贈ってはどうでしょうか?
女性には花束です!!

 

 

力説するリビル。
その目には何か脅迫めいたものが宿っていた。
リビルはダルメラが政務に没頭するあまり結婚というものを放置していた事に頭を痛めていた。
政務に邪魔とか、世継ぎなら他にも親戚がいっぱいとか言ってダルメラは結婚というものに興味を示さなかった。
ゆえに、リビルはララの言葉の後押しもあって、気合が入ったのだった。

 

そんなララとリビルの言葉に耳まで真っ赤にするダルメラ。
しかし、次の瞬間にはうなだれてしまった。

 

 


しかし・・・光の勇者にはシルビがおるではないか・・・。

 


はぁ?
何言ってるんですか、ダルメラ様。
あの二人のどこにそんな関係を見出したんですか?

 


明らかに他の仲間たちとも違う空気が流れておった、あの二人には・・・。

 


あの二人はワタクシとダルメラ様との関係とほとんど一緒です。
ご兄妹ですよ、血が繋がってないだけの。

 


その通りですよ、陛下。
シルビ様との間に何かあるとは私も感じませんでした。
仲の良い兄妹にしか見えませんでしたよ。
私は最初、そのように勘違いしたくらいです。

 

 

実際、マリコとシルビの関係は兄妹だった。
しかし、ダルメラはマリコとシルビの他の仲間とは違う雰囲気の仲の良さに勘違いをしてしまっていた。

 

 


ファイトです、ダルメラ様!

 


応援しております、全力で!!!

 

 

今度は、体中を真っ赤にしたダルメダであった。

 

 

続く

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