エルフ村編(3)

リスキンはシルビとガラドゥも呼んで、ヘルダストが信号を送っていることを話した。

 

 


第三の眷属、アルテメシアは、エルフ村にいるのは確実だ。
元々、あの女はエルフに興味を持っていた・・・。

 


そういうことは早く言えよ。

 


本当にいるか分からないのに、いきなり突っ込むのはどうかと思っただけだ・・・。

 


でも、話すべきだ。
俺達の仲間入りをした以上、知っていることは全部話してくれないと困る。

 


そうだったな・・・。
すまない・・・・・・。

 

 

あまりにも暗くなってしまったリスキンにシルビはおろおろした。
リスキンは、まだ、シルビ以上に心の整理がついていない。

 

 


う・・・。
別に怒ってねーよ。
今から言ってくれればいい。

 


・・・。
エルフの村は「惑いの森」の中にある。

 


惑いの森?

 


そう、入ったものは内側へ向かっていっても同じところを巡ってしまう。
エルフの住んでいる場所と噂を聞きつけて入っていっても、入り口に戻ってきてしまう。

 


では、どうすればいい?

 


俺は惑いの森に入っていったことはない。
話を聞いただけだ。
どうしたらいいかまでは知らない。
ヘルダストの信号を送っていた方角に進むしかない。

 


てか、アルテメシアってどんな眷属だ?
そこからスタートしなければ、お前が言ったとおり、いきなり突っ込めない。

 


異形の女。
人型はしていない。
強い闇をまとい、それはヘルガをしのぐ。

 


!!!

 


そんな・・・ヘルガを凌ぐなんて・・・。

 


・・・。
自分の異形をどうにかすべく、ヘルガにエルフがどうとか話しを持ちかけていた。
エルフは全てこの世ならざる美貌を持っている。
そのためだろう。
エルフに効く薬を作れば、素晴らしい研究になるとヘルガに話していた。
だが、操られていたとはいえ俺はそれなりの自我はあった。
俺はあの女を危険視していた。
何か、あの女は何かおかしい。
ヘルガにも言ったが、魔王のためになるといって聞かなかった。

 


何かおかしい・・・?

 


うまくは言えない。
ただ、ヘルガとは別の異常な何かをまとっていた。

 


異常・・・ヘルガとは別の・・・・・・

 


危険すぎるじゃねえか、その女。
もしかしなくても、エルフを狙ってるぜ。
しかも、ヘルガに薬を作らせていたとか、やばすぎる。

 


・・・。
確かに・・・。
何処か失念していた・・・。

 


元に戻ったばかりだ。
記憶が混濁しているのだろう。
あまり自分を追い詰めることは感心できない、リスキン殿。

 


・・・。
あと、アルテメシアには3人の女の側近がいる。
ドゥ、トゥロワ、カトゥーナだ。
あいつらは、魔王ではなく、アルテメシアに忠誠を誓っている。

 

 

続く

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