エルフ村編(14)

シルビの腕の治癒が終わった後、リスキンはアルテメシアの側近について語りだした。

 

 


ドゥはそのままの姿だったがカトゥーナは姿が変わっていた。

 


元々はどんな姿だったの?

 


色々な動物の骨がつぎはぎだらけにくっついていた姿だった。
だから、ばらけても平気な状態だったって聞いていた。

 


げげ・・・。

 


ドゥという者がそのままの姿なのはさほど異形ではないからなのか?

 


単純に、好き嫌いの問題だ。
ドゥはヘルガに猫缶がどうのとかせがんでいた。
猫缶を連呼していた。
たぶん、あの様子じゃあ、猫缶以外食わないんだろう。
カトゥーナは奴隷でもヘルダストでもいいからを喰わせろって煩かった。
トロゥワは・・・アルテメシアがよければ全てそれで良いって感じだったな・・・。
トロゥワの元の姿は頭は蛇でどうは鷹だった。
カトゥーナがアレだ。
トロゥワも変わっているだろうな。

 



随分とお詳しいですが・・・アルテメシア達と知り合いだったんですか?

 

 

ミランヌもヴァムも不思議そうな顔をしている。
リスキンはアルテメシア達に詳しすぎる。
事情を知らない二人が訝しがるのも当然である。

 

 


俺は・・・

 


いや、リスキンにも色々とあるんだ!

 

 

事情を話そうとしたリスキンをシルビが無理やり制した。
ややこしい状況になるのは、今は避けたかった。
なので、操られていたとはいえ、リスキンがヘルガの部下だったとは知られたくはなかった。
へルガや地下都市の秘密については元々言ってあったが、リスキン・・・スニークについては伏せていた。
シルビの慌てように対して、ミランヌもヴァムはすぐに何か事情があると察し、追求するのをすぐにやめた。

 

 


・・・すみません、ぶしつけなことを聞いてしまいました。

 


・・・別にいい。
俺は元々はヘルガの側近だ。

 


!!!

 


リスキン!

 


何考えてんだ!
いや、こそこそ話さなかった俺達にも問題があるが!!

 


隠したって無駄なことだ。
アルテメシアともそれなりに面識があるしな。
すぐに分かることだ。

 


隠しても無駄・・・か。
確かにな。
だが、説明するのは我がする。

 

 

ガラドゥは仔細を話した。
どうしてリスキンがヘルガの元に下ることになったのか。
スニークという存在が元々どんな役割を担っていたか。
包み隠さず全部話した。
私情を挟まず。

 

 


・・・そうだったんですか。

 


すみません、余計なことを聞いてしまって・・・。

 


謝ることじゃない。
それより、いいのか?
俺はある程度操られてたにすぎない。
実際、記憶もあるし、それなりに自我だって持っていた。
共に行動するのに支障があるのなら、俺は離れる・・・。

 


そのようなことを仰らないでください。
スニークという存在だった時はそうかも知れませんが、僕が知ってるのはリスキンとしての貴方だけです。
過去がどうあれ今の貴方は大切な私の仲間です。

 


ヴァムの言うとおりですわ。
私たちは貴方の・・・貴方方の仲間なのです。

 

 

ミランヌとヴァムは眼を合わせて微笑んでいた。
その様子ににマリコ達は安堵した。
しかし、リスキンの顔は曇っていた。

 

 


・・・。
アルテメシア達は手下どもにもエルフを喰わせている。
強さは計り知れない。
ドゥはそのままでも、他の二人はどうだか・・・。

 

 

続く

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。