地下都市編(28)

スニークの攻撃力は弱いとはいえ、その圧倒的なスピードで二人は翻弄されてばかりだった。
ある程度の防御は出来、致命傷が避ける事が出来ても、少しずつ体は切り刻まれていく。
気がつけば、ガラドゥもシルビも血まみれだった。

 

 


・・・。

 

 

スニークは、決定打が出来ない以上は、失血死をさせるしかないと考えた。
翻弄し、少しずつでも切り刻みダメージを積み重ねて、最後には立たせなくする。
それしかない。
でも、悪戯に長引かせるのもヘルガの不況を買う。

 

 


無駄に速いぜ、あいつ。
マリコと鍛錬してなかったら、どうなってたことやら。

 

 

血まみれになりながらシルビは言う。

 

 


マリコ殿の言っていた通りだな。
あの男は、マリコ殿よりスピードだけなら上だ。

 


ガラドゥのおっさん。
あいつはなんだかんだで致命傷を負わせられないことに苛立ちを覚えているはずだ。
なんせ、今なんか考え事しているしな。
・・・俺があいつの隙を作る。
その瞬間を狙ってくれ。
俺がするよりおっさんがするほうがずっと効率がいい。

 

 

スニークは速すぎる。
シルビの武器は狙撃銃だ。
今は構える暇がない状況だ。
もし倒すならば一瞬で倒さなければ意味がない。
そういった意味では、ガラドゥのほうが適任だった。

 

 


・・・分かったシルビ殿。
方法は任せる。

 

 

再び、スニークの疾風のごとき攻撃が始まった。
その時・・・
シルビが防御をやめて攻撃に転じた。
それを見計らったかのようにスニークがシルビが構える間に止めを刺そうとした。

 

 

しかし、その瞬間、スニークはガラドゥにわしずかみにされた。

 

 

続く

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