地下都市編(21)

ベルデアに飛んでいった魔法を間一髪己を盾にして守ったガラドゥ。

 

 


うぐ・・・ぐあ・・!!!

 


ガラドゥ!?

 


く・・・・・・・。
・・・・随分と卑怯な事をするじゃないかヘルガ。
・・・・ベルデアには手を出さないんじゃなかったのか?

 


あら、ごめんなさい♪
恋人同士が殺しあうのをちょっと見たいと思ってつい口が滑っちゃったの♪

 


もうそろそろ限界だな・・・

 


ガラドゥ!?

 

 

ガラドゥを掴むベルデアをガラドゥは振り払う。

 

 


悪いなベルデア・・・。

 

 

ガラドゥは覚悟を決めたようにそう言った。

 

 


!!

 

 

さっきの攻撃でガラドゥは確信した。
ヘルガは自分だけで泣くベルデアも殺すつもりなのだと。
いや、BNK3Rのように実験体にされる可能性のほうが高い。
そして、BNK3Rはもはや手遅れなのだと・・・。

 

だとすれば、残された道は“目の前の敵を倒して先に進む”以外他に無い。
ベルデアに一生憎まれても後悔はしない。
その前にこの場所から抜け出し仲間と合流せねばならないからだ。

 

 


やっとやる気になったみたいね。

 


獣人を・・・舐めるな。

 

 

ガラドゥは持っていた武器を全てはずし、素手の状態で向かう。

 

 


ビッグウォーター・・

 


グアァァァ!!

 

 

ヘルガが魔法を命令するよりも早く、BNK3Rがヘルガの前を吹っ飛ぶ。

 

 


!?

 

 

ヘルガの命令よりも常に早く動き、攻撃を繰り出すガラドゥ。

 

 


ふふ、奥の手ってことなのね。
いいわ、楽しませてもらうわ☆

 

 

そう言うとヘルガは命令するのを止めてただ眺めるだけの行動に出た。
ガラドゥはそのヘルガの様子を不気味に思った。
疑問に思いながらもガラドゥは猛攻は止めず、遂にBNK3Rが倒れるまでに至った。

 

 


う・・うぅ・・ありがとう・・獣人・・・

 


ランヴィ!!

 

 

倒れて殆ど動けない状態のBNK3Rに駆け寄るベルデア。

 

 


嫌よ!
私はランヴィとずっと一緒に居たいの!

 

 

泣きじゃくりながらBNK3Rにすがるベルデア。
それを楽しそうに見てる者が1人・・・・

 

 


そう?
そんなに一緒に居たいなら・・“永遠に”居させてあげるわ。

 


ベルデア!!
そこから離れろ!!

 

 

ガラドゥがヘルガの行動を直感した時、それは既に遅かった。
いや、遅すぎた。

 

 


炎の魔法、“ビッグフレアアタック”!

 


!!!

 

 

次の瞬間、大爆発が起こりBNK3Rとベルデアがいた場所には何も残っていなかった。
その状況に唖然とするガラドゥ。
そして、内側からは燃えるような怒りが湧き出した。

 

 


ヘルガ・・・・!!!!
貴様・・・貴様を絶対に許さない!!!
必ず、その首とってみせる!!!!

 


ふ・・ふふふふ・・。
何を言ってるのかしら?
奴隷らしく生きていれば生きれたのに。
これが私に逆らう者の末路よ。

 


この・・・悪魔め・・・!

 

 

口から血が出るほど歯を食いしばりながらガラドゥはヘルガを睨む。

 

 


あらあら、もしかしてここから逃げるつもりじゃないわよね?
ここまで来たんだもの、新しい実験体になってちょうだい☆

 

 

ヘルガがそう言うと再びヘルダストが湧き出てきた。

 

 


ぐ・・・・

 

 

周囲を威嚇するガラドゥ。
しかしこれだけの数を相手に出来るほど体力は残ってない事は自分が一番解っていた。

 

 


そのワンちゃんを捕まえなさい!

 


ケケーーー!!

 

 

ガラドゥに飛びかかろうとするヘルダスト、
だが次の瞬間銃声と共に一瞬にしてヘルダスト達は姿を消した。

 

 


!?

 


ぼけっと突っ立ってるなんて、らしくねえな、ガラドゥのおっさん。

 


シルビ殿!
どうしてここが・・・・

 


話は後だ。
まずはこの雑魚を片付けるぜ

 


あ~らら、どうしてここが解っちゃったのかしら。
ここの事を教えた子を、お仕置きしなくちゃいけないわね☆

 

 

そう言うとヘルガの幻影はふっと姿を消えていった。

 

 

続く

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