マリコ
その村・・・獣人と直接取引してたって村は・・・ここよね。
(さっき買った地図を眺めながら場所を指差す)

 

シルビ
そうだな。
ただ、今じゃあ危険だから南側への馬車はないぜ。
馬買う金はないから歩きだな。

 

マリコ
・・・連れて来れなかったものね。

 

シルビ
当たり前だ。
軍船じゃなくて普通の船だぞ。
馬置き場なんてあるかってな。

 

マリコ
知ってるわよー!

 

シルビ
散々駄々こねてたけどな~
「勇者様の願いでも・・・」って船長を困らせまくってたし?
(爆笑)

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
ま、そんなどうでもいい話は置いておくとして・・・。
コンパスかって、根性で魔物を蹴散らしながらこの村いくか。
直線でいければ三日かな。
魔物蹴散らせながらだからもうチョイかかるかもだけど。

 

マリコ
そんな悠長なこと言ってられないわ。
絶対三日でつくのよ!
ことは一刻も争うんだから!

 

シルビ
・・・了解。

 

マリコ
それにしてもこの村、デルタ村っていうんだ。
いい名前の村ね。

 

シルビ
どこら辺がだ?

 

マリコ
なんとなくかっこいい♪

 

シルビ
・・・。

 

 

*******************

 

 

魔物をぶっ倒しながら村へ駆け足で歩を進めるシルビとマリコ

 

 

シルビ
そういえばさ・・・

 

マリコ
なに?

 

シルビ
船に勇者が乗っているって大騒ぎになったじゃん、船を下りた日。
でも、お前、”私が勇者よ!”とか言わなかったな。
俺は内心、言ったらどうしようかって思ってたんだぞ。

 

マリコ
当たり前でしょ。
今騒ぎになったら身動きとりづらいじゃない。
そもそも言うなっていったのはシルビじゃない。

 

シルビ
お前みたいなちっこいのが勇者なんて信じられねえだろし、それに信じてもらえたとしても言ってのとおり身動きがしょっぱなから取りづらくなったら困る。
”勇者様、あれが困ってる、これが大変だ”・・・ってなるのが目に見えてるしな。

 

マリコ
何それ。
悪い事なの?

 

シルビ
良い悪いじゃない。
お前の悪い癖だなよなー、助けるの当たり前っていうの。
困っている人間を手当たりしだい助ける暇はないだろうがってな。
わかってるから俺の言葉に同意したんだろうが。
俺たちの目的はさっさと魔王を片付けることだ。

 

マリコ
・・・そうだけど。

 

シルビ
それに、助けられるのが当たり前なんて思われ始めたら迷惑だ。
自分のこと自分でしなくなったら堕落するだけだぞー、人間なんか。

 

マリコ
むっ・・・。
そういうところ非情よね、シルビ!

 

シルビ
そりゃ、どーも。

 

 

*******************

 

 

目的の村に着く、マリコとシルビ
早速魔物達と対峙して苦戦している警備隊と遭遇。
そんな中、マリコとシルビが割って入ってあっという間にけりをつけてしまう。

 

 

警備隊員
す、すごい!
もしや、貴方様が噂で聞いた隣の大陸の勇者様ですか!?
ただの噂だけだったとみんな嘆いてたと聞いたのに、感激です!!
(シルビの手を握って喜ぶ警備隊員達)

 

シルビ
いや、俺じゃなくてこいつね。
勇者様は。
(マリコを指差す)

 

警備隊員
へっ???

 

マリコ
何か文句あるの?
それともさっきの戦い見てなかったの?

 

警備隊員
と、とんでもない!!!
た、確かにとんでもなくお強かった!!
凄まじく圧倒的に・・・!!!
って、あれ?
あ、あなたはもしや光属性・・・!
オーラーが光・・・
無礼をお許しください!!
(大げさに頭を下げる隊員)

 

村長
我々はもう見捨てられたと思ったのに・・・!
感激です!!
おもてなしの準備をしなくては・・・

 

マリコ
そんなのいらない。
私たちはこちら側の異変を聞いて来たの。
獣人たちがいなくなったって、どういうこと?
それじゃあ、ここら辺の魔物だって好き放題よね。
獣人ならあの程度の魔物すぐ一掃してくれるもの。

 

シルビ
お、珍しくクールじゃねえか、マリコ。
がんばれー

 

マリコ
(シルビをにらめつける)

 

 

 

続く

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

マリコ
ここがバヌー大陸なのね!

 
シルビ
で、その最大の港町、バルヌ王国のメッル街だな。

 
マリコ
船で5日・・・疲れたああああああああ

 
シルビ
向こうじゃあ5日どころか2週間ぐらいの遠征なんていくらでもあっただろ。
何言ってるんだ、お前?

 
マリコ
すること無いんだもん!!
暇で暇で死にそうだったわ!!

 
シルビ
これから暇じゃなくなるぞ。
情報集めに・・・ってマリコ?

 
マリコ
そこの警備員っぽいおじさん!
今、この大陸ってどうなってるんですか?

 
シルビ
・・・。

 
港町の警備員
私はこの町の警備隊の隊長を勤める者だ。
うむ。
先ほどの船から下りてきた者か?
それではこの大陸のことも知らぬも道理。

 

マリコ
そうなんです、何も知らないんで教えてください!

 

港町の警備員

この国ならず大陸全体が魔物の跋扈する恐ろしい大陸となりつつある。
軍隊も警備隊も大忙しじゃ。
おぬし達も気をつけよ。
特にこの街では南側から大量に魔物がやってくる。
そこの住民には非難させておる。
あちらには行くなよ。

 
シルビ
何で南側なんだ?

 
港町の警備員
それが分かれば苦労はせん。
そもそも、調べる暇も無い・・・。
嘆かわしいことじゃ・・・。

 
マリコ
・・・なるほどだわ。
じゃあ、おじさん、情報ありがとう!!
(すたすたと歩いていく)

 
シルビ
変なところで仕事速いよな、お前。

 
マリコ
こんなこと、当たり前でしょ。
とっとと知ってそうな人に片っ端から話を聞いていくのが最善よ。

 
シルビ
・・・。
いきすぎると逆に怪しまれるから気をつけろよ。

 

 

 

*******************

 

 

 

シルビ
・・・南だな。

 
マリコ
南ね。

 
シルビ
逃げ込んでくるって人もいるらしいな。
そのうち大陸の外にでも逃げ出しちゃうんじゃねーかとかなんとか。

 
マリコ
由々しき事態ね!

 
シルビ
そういえば、獣人が姿を見せなくなったとか。
南東の村経由で、獣人が採掘している鉱山の石を取引してたけど届かなくなって困ってるって言ってたっけ、どこぞの商人が。

 
マリコ
それだわ!
重要な情報ゲット!
でも、その話どこで手に入れたのよ(怒

 
シルビ
お前がやみくもに走り回っているときだ。
たく、誰にでも聞けばいいってもんじゃないぞ。
聞く奴は選べよってな。
自分で知ってそうな人を・・・とか言って手当たりしだいだったなー、結局(爆笑)

 
マリコ
・・・。

 

 

続く

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

勇者の父
マリコだけでなく、シルビの才能にも気がつき狙撃銃を教え込んだ人でもあります。
二人を徹底的に鍛え上げました。
シルビはマリコの父親に強い憧れと尊敬の念を持っていたためにマリコの父に鍛え上げられることに喜びを感じていました。
マリコは父親の強さを剣だけでなく其の心の在り方も見続けていたので、自分もああなりたいと心の底から思うようになっていました。
ちなみに、マリコとシルビは魔王退治に旅立つ前まではマリコの父が所属していた部隊に入って活躍していました。
※この整形は加工してあるものです。

 

 

狙撃手の母
シルビが自分の父よりも、マリコの父を自分の父のように思っていたことに気がついていた人。
戦うという行為に色々な意味での危険性を感じていても、マリコの父と同じ部隊に入る息子を止めませんでした。
息子は、ただ、守りたいだけなんだからと。

 

 

狙撃手の父
シルビがマリコの父親に鍛えられるのを快く思ってなかった人です。
戦い方を教えるなんて、と。
父の愛情ゆえです。

 

 
ブログランキング・にほんブログ村へ

700年前、世界は闇に覆われ魔王によって滅びの運命を迎えていました。
しかし、当時の勇者たちは激闘の末、魔王を封印することに成功しました。
ただ、魔王は封印されましたが魔王の爪痕はひどく、当時の文明は崩壊したのでした…。

 

そして・・・

 

700年たった今、魔族の数は異常なほど膨れ上がり魔王復活の兆しとささやかれています。

 

 

とある大陸の大国、エルダスでは、見た目は可憐ですが、凄まじい戦闘能力とカリスマ性から光の勇者と呼ばれる少女マリコがいました。
マリコは、そのこと…魔王復活の兆しに憂慮していました。

 

*******************

 

 

魔族討伐軍、特訓後

 

マリコ
どう思う?
(剣、磨き中)

 

シルビ
何が?
(銃、メンテナンス中)

 

マリコ
魔王復活の噂の事よ(怒

 

シルビ
”まだ”噂だろ

 

マリコ
・・・ここの所の魔物の数は異常だわ。
魔族もあちこち席巻し始めて明らかに力を付けているわ。

 

シルビ
最近その話題だらけだな。
何でそこまで魔王復活の噂にこだわるんだ?

 

マリコ
噂って考えて能天気にしているほうがどうかしているわ。

 

シルビ
ほう。

 

マリコ
700年前、何が起きたか記録は少なくとも、わずかに言い伝えが残っているでしょう。
魔王は封印することに成功した。
でも、その代わり当時の文明は全て失われた・・・。

 

シルビ
昔のほうがずっと文明はさかんだったって話だな。
其の当時の文明それら全てを駆使しても、封印でやっと。
そんなモノが出てくるとしたら・・・

 

マリコ
・・・大惨事じゃすまないわよ。
下手したら人間そのものが・・・

 

シルビ
・・・かもな。

 

マリコ
それなのに、私は指をくわえてるだけなんてごめんだわ。
私の力は何のためにあるの?
何のために使うつもりでいたの?
何のために私は光の力を与えられたの?

 

シルビ
いいたいこと、したいことあるなら言え。
お前はどうしたいんだ?
俺はお前の背中を守る。
今までもこれからも。

 

マリコ
私は・・・魔王を打ち滅ぼしたい。
封印じゃ駄目。
後々に禍根を残しちゃう、今みたいに。
私は戦いたい!!

 

シルビ
じゃあ、戦えばいいさ。
魔王を倒し、世界を平和に戻す。
それがお前の望みで祈りだろう?
さっきも行っただろう俺がお前の背中を守るって。
一人じゃあきついが二人ならってな。

 

マリコ
シルビ・・・ありがとう・・・!
ふっきれたわ!!

 

 

 

*******************

 

 

 

マリコ
善は急げ!
今からお父様に出発の報告よ!!

 

シルビ
相変わらず特攻攻撃だな。

 

マリコ
なによ、背中守るって嘘だったの?
それとも、お父様が反対するとでも?

 

シルビ
じゃなくて。
師匠のことだから大手を振って喜ぶだろうよ。
ただ、師匠たちに報告するのはいいけど、其の後はどうするつもりなんだってことだよ?
特攻はお勧めしねーな。
まず、どこに行くつもりなんだ?

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
あ、やっぱり何も考えてねー
(爆笑)

 

マリコ
なによー
情報は後になってついてくるものよ!

 

シルビ
で、手探りしている間に世界は魔王に手に落ちました、と。

 

マリコ
・・・。

 

シルビ
隣の【バヌー大陸】はかつて魔王と勇者一行が戦った場所らしいぞ?

 

マリコ
そういえば、そうだったわ!!

 

シルビ
何も考えなささすぎだな、お前・・・
さすが脳味噌筋肉・・・
とりあえず、細かいところは置いておくとして最初は【バヌー大陸】に行けばいいんじゃないか?

 

マリコ
そうね!
さすがシルビだわ!!

 

シルビ
・・・さすがってところか?
俺もかなりアバウトなこと言っていると思うけど。

 

 

*******************

 

 

 

マリコとシルビはマリコの父とシルビの両親に魔王討伐に行くと伝えて・・・

 

グランデ
さすが、我が娘マリコ、そして我が弟子シルビ!
ついにこの日がやってきたか!!
軍の隊長は私から話をつけておく、心置きなく行って来るのだ!

 

マリコ
お父様!!
私、必ずや魔王を退治してこの荒れた世界に平穏をもたらします!!

 

シルビ
・・・。
相変わらずなノリの親子だな・・・

 

マリコ
何か言った、シルビ!?

 

シルビ
いやいや、やる気が出るって思ってさ~

 

ルビ
駄目だ駄目だ駄目だああああ!!!!!!!
誰が許してもこの父は許さんぞ、シルビ!!
そんな危険なこと、息子にさせられると思ってるのかああああああああああ

 

シルビ
出た、馬鹿親父。

 

ルビ
父に向かって馬鹿とは何だ!!
グランデ様もグランデ様だ・・・魔王討伐、二人で???
馬鹿なことをさせるんじゃないいいいいいいい。

 

グランデ
ルビ殿
決して馬鹿なことではありません。
同じく現状を憂い、それが魔王に関係していることは皆々言葉に出さずとも気がついていることです。
誰かが動かねばならないのです。
そして、決して最後まで二人きりということはありますまい。
志を同じくするものが必ずや現れます。
誰かが動くとはそういうことなのです。

 

ルビ
貴方のそういう姿勢が息子を危険にさらしているのです!
いいですか、そういうものは各地の軍隊にでも、任せ・・・(ゴン!!!!)
(いきなり後ろからフライパンで殴られて撃沈)

 

アリア
(フライパン片手に)
我が息子シルビ・・・
危険な旅になるけど・・・
グランデ様の言うとおりだわ。
貴方は孤独じゃない、マリコさんがついている。
そして、きっと一緒に戦ってくれる人達も出てくるはずよ・・・
さあ、行きなさい。
そして、魔王を必ずや退治してくるのよ。

 

シルビ
おふくろ!!

 

マリコ
おば様!!

 

グランデ
うむ。
では・・・二人の旅に幸あらんことを!

 

 

そして、マリコとシルビは魔王討伐の旅に出た・・・。
(ルビは気絶したまま)

 

 

続く

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

勇者

ステータス:勇者

勇者マリコ
非常に珍しい光属性の子で、其の中でも強い光の力を持っている。
魔族討伐軍では父に劣らないどころかそれ以上の戦果を挙げている。
強いカリスマ性を備え、幼いながらも討伐軍副部隊長をしている。
時期将軍と目されているほどの逸材。
其の猛々しくも美しく戦場を駆け回る姿を見て、皆々は彼女を光の勇者とたたえている。
魔王と言う存在が復活しつつある大陸があると自分の国で聞いたので勇者マリコは友(狙撃手シルビ)と一緒に旅立つ事にした。
性格は典型的な勇者。
ちなみに、戦闘中は顔がおっかなくなる。
ドリャーーー、って感じで。
どんどん前に出る危なっかしい所がありますが、背後にシルビがホローしているので遠慮なし。
つらい事があっても、明るいシルビには精神面でも助けてもらっている。
・年齢は15歳
・身長148
※この整形は加工してあるものです。

 

 

狙撃手

ステータス:狙撃手

狙撃手シルビ
常にマリコの背中を護っています。
目立たない役割をしているために気づく人間は少ないが、マリコの戦果が凄いのはすぐ後ろにシルビが背中にいるから。
猪突猛進の一歩手前なマリコにはもうちょっと自重して欲しいとは思ってはいる。
危なすぎると。
マリコの事は勇者と呼ばれるにふさわしいと思ってはいるけど、まだ幼さが残っているので心理面では心配してます。
ちなみにこの二人、恋愛感情とかそういうロマンは皆無です(ぇ
・年齢は21歳
・身長178

※この整形は加工してあるものです。

 

 
ブログランキング・にほんブログ村へ

これから始まる物語では、人間には4種類の属性が存在します。
火、花、水…そして、希少な属性である光です。

火は花に強く・・・
花は水に強く・・・
水は日に強く・・・

光は全てにおいて凌駕する・・・

魔族は闇属性となります。

物語では二人の主人公がいます。

マリコとシルビです。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ